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名簿番号管理に便利な行番号を返すROW関数【エクセル練習】

行番号を返すROW関数。
表の管理番号をつけるのに便利な関数。

ROW関数 行番号を返す 番号付け

 

オートフィルとの比較用の表。

ROW関数用の表 オートフィルとの比較

連番を左に付けた際、オートフィルでもROW関数でもどちらでも作成することができる。

オートフィルとROW関数のオートフィル

 

上記表の7,8,9の行を削除する。 

行の削除 連番の挙動

 

オートフィルの方は連番が崩れたが、ROW関数の方は連番が乱れることなく表示されている。

行の削除 連番の挙動2

これで行の「追加」や「削除」を行っても連番が変に抜けたりずれたりすることがなくなった。
手動でフィルを設定してもいいけれど、このやり方なら自動で連番が調整されて表の管理が楽になる。

 

「誰がどういった関数を使用したかがあとからわかりにくい」等の理由で関数の仕様が制限されているような空間や決め事がある場合はそれに従う必要がある。そのときはフィルの設定をして連番を調整したほうが無難。

 

注意点

「セルを結合」に気をつける必要がある。
結合されたセルがあっても関係なしに縦横の行と列の位置から番号を返すため。

 

あと出席番号のように隣り合うセルの組み合わせがズレてしまうと困るような際はROW関数は注意しないといけない。

フィルター使用 ROW関数

上記表ではエクセルのフィルター機能を使って「名」を「降順」にした。
ただ、名を降順にした際連番部分も並び替えが発生するけれど、連番の部分をROW関数で設定したためか連番部分はうまく並べ替えができずJさんに「1」がついてしまった。

 

テーブル降順 ROW関数

また、「テーブル」で「名」を降順にしても挙動は同じだった。
フィルター時と同じくJさんに連番「1」がついている。

ROWS関数

ROW関数に似た関数で「ROWS関数」もある。

ROWS関数

「配列に含まれる行数を返す」大まかに言うと範囲の行数を数えてくれる関数。

ROW関数とROWS関数 イメージ

ROW関数とROWS関数のセルを指定した場合と範囲を指定した場合の値。
これもまた結合されたセルは考慮されずに行番号を元に値がでるため、セルの結合の有無については気をつけなければならない。 

 

感想

表での管理で手動で行を削除追加する際にROW関数は便利に思った。
このROW関数は「行番号を返す」関数だから、表の連番のような使い方は想定されていないのかもしれない。