あした思い出すよう

あさってもその次も

『 --user-data-dir=』の熱を高めていく

みなさまはChromeのショートカットで『--user-data-dir=』を使用したことがあるだろうか。
私は『--user-data-dir=』が大好き。

 

そんな『--user-data-dir=』の話。

つくりかた

以下、Windows用の説明。

Chromeのショートカットを作成する。(既存のChromeのショートカットをコピー等でok)

Chromeのショートカットで「右クリック→プロパティ」

「リンク先」項目内の「.exe」の続きに、
「 --user-data-dir=フォルダのファイルパス」を追記する。
ここで重要なのが「 --user-data-dir=」の最初には半角スペースがあること。

 

これによりユーザーデータを指定したフォルダへ保存するChromeができあがる。
「--user-data-dir=」Chromeの起動オプションのうちのひとつ。

 

新しくChromeをインストールしたとかしないとかの話ではなく、あくまで新しくユーザーデータの保存場所を指定したにすぎない。
インストールされているChromeはそのままである。

つかいかた

何が便利かというと、ログイン情報を分けた使い方ができるということ。
もちろん本来のChromeでもログイン情報を使い分けることもできるけれど、複数のアカウントを持っているサービスを利用しているときなどには、この「--user-data-dir=」がとても便利。

 

例:

 ・仕事用Chromeと個人用Chromeを分ける
 ・アカウントごとのショートカット管理を、フォルダ単位で行う。
 ・ブラウザゲームChromeをつくる。
 ・集中したいことだけ行うChromeをつくる。
   →ブログ更新など

 

アカウント切り替えしたら良いような気はするけど、人間の頭が切り替えられないときはあまりうまくいかない。
私の場合、ある程度ルーチン化したいものは「--user-data-dir=」して、フォルダに突っ込んでおいた方がやり忘れ等が少ない。

 

ゲームにしても「開いて、アレやってコレやってソレやったらウィンドウごと閉じる!」みたいな使い方もできる。
やりすぎ防止に使うなら「1回開いて閉じだら今日はおしまい!」といった使い方もできる。

 

『--user-data-dir=』は使い方は無限大で、用途は各々によって様々だと思う。

--user-data-dir= 良いよ

強いて言えば--user-data-dir=なChromeショートカットをたくさん作成して、それぞれのショートカットを使用していると、どんどんユーザーデータフォルダ内にデータがたまってストレージを消費することだけは注意。

 

いくつか作成して使用すると数GBはいく。
そこは注意点。

 

「--user-data-dir=」してもあくまで本体のChromeは本来のインストール場所にある。
Chromeがアップデートするときは、おおもとのChromeを更新すれば各ショートカットから特に更新する手間等はない。

『じゃあアップデートで「--user-data-dir=」が不可になったときは、それぞれのショートカットはどうなるのですか?』

そのときはそのとき考えてください。